column

コラム

【イベントレポート】物語のイメージを菓子に込めて。「京菓子展2022―枕草子」有斐斎弘道館など3会場にて、11月15日(火)まで


有斐斎弘道館など3つの会場にて「京菓子展2022—枕草子」が開催されています。11月15日(火)まで。
毎年、古典などをテーマに菓子のデザインなどを公募している「京菓子展」。今回のテーマは「枕草子」。千年以上前に清少納言によって書かれた物語が、現代に京菓子でどのように表現されているのでしょう。スタッフ小山が10月31日に行われた内覧会に参加してきました!

(写真は内覧会のための特別展示です。「京菓子展」期間中の有斐斎弘道館での展示作品とは異なりますのでご了承ください。写真の作品は旧三井家下鴨別邸に展示されています)

有斐斎弘道館の広間に入ると、色も形もさまざまな菓子がずらり。一般の方がデザインし、職人が実際に菓子にした「京菓子デザイン部門」と、菓子を自身でつくる方による「茶席菓子実作部門」の優秀作品が展示されています。どれも美しく繊細。「50gの立体造形」と表現される通り、京菓子はまさに芸術作品。うっとり見とれてしまいますが、この中に物語が込められていると思うと、想像力が掻き立てられ、さらに深い世界に引き込まれます。みなさんもぜひ、つくり手の想い、そして「枕草子」に思いを馳せながら、鑑賞してみてくださいね。

各会場へのアクセス、チケット料金など、詳しくは 有斐斎弘道館のホームページをご覧ください。

■本会場(有料) 有斐斎弘道館
■特別会場(有料) 旧三井家下鴨別邸
■サテライト会場(無料) 京都御苑 中立売休憩所「檜垣茶寮」

(文・写真 小山美奈子)

- instagram -