column

コラム

京都さくら日記2016 その4

                

2016年4月9日。さすがに桜を追うのも今日が最後にしよう。
極め付きは嵐山だ。
年中人がいっぱいの渡月橋を渡って桂川の河川敷(というべきか)にたどり着く。
とーぜん、平日にも関わらず、人はいっぱいである。ここがほかのスポットと違うのは、
煙をもくもくとあげる焼き鳥の出店があったり、お土産やさんの売り子さんに声をかけられたり、お祭り気分が満載ってこと。
桜も散り始めていて、満開の豊かさは過ぎ去っていた。花が少なくなった枝を見て、センチメンタルな気分になり、地面に落ちた花びらを見て、最後まで愛いやつ、と思うのも桜のなせるワザ。

いろいろな人がいた。外国人観光客、結婚写真を撮る外国人(カメラマンも外国の人のよう)、老夫婦、学生。
こんなにたくさんの人に見つめられて、大騒ぎされて。桜もお疲れ様である。咲いてくれてありがとう。

帰りに再び、裁判所の桜を見に行った。が、残念なことに、5日に来た時とあまり変わらないような。7日の雨と風で散ってしまったのだろう。歩道と車道の境に落ちた花びらがたまっていた。ここはまた来年。今年はたくさんたくさん桜を見たから。楽しみをとっておけば、一層桜の季節が待ち遠しくなるだろう。

- instagram -