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コラム

SONGBIRD COFFEEの「たまごのサンドイッチ」

喫茶店やカフェで、メニューに「たまごサンド」と書かれていると「どっちだろう」って思いませんか? つまり、“焼いている方”か“茹でた方”か。私は焼きタイプが主流と言われている関西で生まれ育ったからなのか、どちらかというと焼き派。なんといっても色がいいじゃないですか。パンの白さとたまごの黄色。あー、きれいだなぁ、元気になれるなぁと。そして、口に入れたときのたまごのふんわり感。幸せな気分が満ちてきます。

堀川丸太町を下がった東側、二条城にほど近い場所にある「SONGBIRD COFFEE」の「たまごのサンドイッチ」は、焼きタイプ。今回はテイクアウトでいただいたのですが、蓋を開けると、目に飛び込んでくるこのコントラストの美しさ。と同時に、たまごのボリュームにもちょっとびっくりします。パンより厚い! たまごは4個も使っているそう。え~っと、サンドイッチは4切れあるから、1切れ1個。これはおなかいっぱいになりそうだし、手に取るとずっしりボリュームあり。たまごがこぼれ落ちないように気をつけながら口に運ぶと、まず感じるのはバターの香り。たまご自体の味付けは塩だけとシンプルですが、バターで焼き、さらにパンにもバターを塗ることでその豊かな風味が広がります。パンにはマヨネーズとマスタードも塗られているので、酸味がいいアクセントに。ちなみに、軽くトーストされたパンは人気ブーランジェリー「ル・プチメック」のものを使用しているんですって。

こちらのメニューには、マスタードとビネガーで味付けされたにんじんのサラダと、はちみつとオートミールがプラスされたヨーグルトがセットに。口の中をさっぱりリセットできるから、ボリュームのあるサンドイッチも意外とペロリです。

「たまごのサンドイッチ」は980円(税込み)。※テイクアウトの場合…容器代50円(税込)が必要。できれば予約を。(文・写真 内山十子)

【取材協力】SONGBIRD COFFEE
京都市中京区竹屋町通堀川東入ル西竹屋町529
075-252-2781

11:30 〜 19:30(LO19:00)
※営業時間は変更される場合があります。事前に問い合わせを
木曜、第1・3水曜休

http://www.songbird-design.jp

※こちらの記事は2020年6月の情報です

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