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コラム

そ/s/kawahigashiの「おむすびとおばんざい弁当」

丸太町通川端東入ル。
つまり鴨川の東側にある、その名も「そ/s/kawahigashi」(「そ」とは、素や祖などに表されるように“根源”という意味を持つそうです)は、2019年10月にオープン。
店主は、料理人である父のもとで12歳のころから料理を学び始めた中東篤志さん。20代前半に働き始めたニューヨークにある精進料理店で仕事をするなかで、日本で育まれる飲食文化の海外発信に専念したいという気持ちが強くなっていったのだとか。現在は、ニューヨークと京都を拠点に、日本食や日本酒のイベントの企画・運営、飲食店のプロデュースやコンサルティング、食からの地域創生事業などを手掛けています。

そんな中東さんが率いるこちらのお店、テイクアウトメニューがとても充実。
昼の時間帯はお弁当や丼もの。午後から夕方にかけては、おつまみやおばんざいが。さらにですよ、お酒の持ち帰りもOKと至れり尽くせり。

本日は、お昼ごはんということで「おむすびとおばんざい弁当」1000円(税込み)をチョイス。
おむすびは、「塩むすび」「梅干し」「のり巻き」の3種類。つやつやとして見るからにおいしそうなお米は土鍋で炊いたもの。丹波篠山の農家が作る、張りがあって香りが力強いコシヒカリを使用していて、「時間の経過とともに甘味が増すお米。冷めたときにこそ本領を発揮します」と中東さん。確かに、一口食べただけでお米の甘さをしっかりと感じられました。

さて、おばんざいも気になります!
この日は、アスパラガス入りのポテトサラダに、煮たまご、キュウリの胡麻和え、ほうじ茶鶏が入っていました。煮たまごは黄身がとろりと半熟で、なんだかパワーを感じるたまごです。自然に近い状態で飼育された鶏のたまごと聞いて、この味わいに納得。
ほうじ茶鶏は、なんと、もも肉を炊くときにほうじ茶を使っているんですって。最初にほうじ茶の香りがふんわり、後味すっきり。この時期にぴったりのさわやかな一品です。

お弁当と一緒に購入した煎茶400円(税込み)を飲んで、充実の私のランチタイムはおしまい。
同店から1㎞圏内であれば配達をしてもらえるので、近くにお住まいの方はぜひ! ※配達料1回300円(ただし、5000円以上の注文で無料に)

【取材協力】そ/s/kawahigashi
京都市左京区丸太町通川端東入ル東丸太町18-5
075-748-1715

5月末まで通常営業はお休み(テイクアウトは6月以降も実施されますが、いずれも状況により変更となる場合があります)。

テイクアウト/注文受付は午前8時~午後5時30分、受け取り時間は午前10時~午後6時(昼のお弁当・丼ものは午後2時まで、単品は午後2時から)

日曜休

https://www.culinaryhub-so.com/

※こちらの記事は2020年5月の情報です

インタビュー
「そ/s/KAWAHIGASHI」店主 カリナリーディレクター 中東篤志さん 「日本食の良さを日本の若い人に伝えていきたい。今は、その種まきのときなんです」
URL
https://bhnomori.com/column/2932/

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