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コラム

中国料理 鳳城の「当たりごま入り麺」(担担麺)

「中国料理 鳳城」の「担担麺」、本名は「当たりごま入り麺」といいます。ごまが香るスープが美味しく、毎回、私はスープをほとんど飲み干してしまうほどです。レンゲですくって口に運ぶと、最初はコクが来て、最後にピリッとした辛みがノドを刺激。辛いのですが、辛すぎず、また飲みたくなる。そのバランスがなんとも言えず後をひきます。スープはサラリとしていて、細麺の喉ごしのよさを邪魔することもありません。そんなスープのコクの秘密は、白味噌と麹味噌を取り入れていることと聞いて納得。馴染みのある和の風味に、知らず知らず、ひきよせられていたのです。

さらに、一緒に注文してしまうのが、小皿の「とりの唐揚げ」(小皿は平日お昼だけ)。骨がしっかりある手羽元に下味をつけ、衣は片栗粉。カラッとあがったお肉に、添えられた塩をつけて食べると、ジューシーな鶏肉の旨みが引きたてられます。手ふき用のティッシュを添えてくれるのもうれしい心遣いです。

平日のみのランチ(11:30~14:30LO)で、当たりごま入り麺(担担麺)は単品700円、小皿のとりの唐揚げは325円(価格は税込み)。いずれも中国料理のパンチがありつつ、あっさりと食べられます。開店以来30年。京都の人に愛される中国料理を追求した鳳城の味です。

【取材協力】 中国料理 鳳城 京都市中京区御池通新町東入ル北側/℡075・252・2466/火休み

※こちらの記事は2019年4月の情報です

インタビュー
中国料理 鳳城 料理人 内山誠太さん「完成された味だから、そのまま残します」
URL
https://bhnomori.com/column/1383/

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