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店と催し 雨露

【オープン!オープンデイ便り その23 有限会社アリカさん】

とうとう「ゆ」まで来ました! 長かった~。今回を含めて、参加者紹介はあと4回の予定です。

有限会社アリカさんは、私がフリーライターになって、2番目に仕事をいただいた編集プロダクションです。
ホームページを拝見して、営業に行きました。当時は、「どうやってライターってするのかな?」と手探りでいろいろと活動していて。単純に「ライター 京都 募集」とかで検索したのだと思います。
それで連絡して、会社訪問をして、ご挨拶して。売りこんだのしょうね。自分を(笑)。その後、お仕事をいくつかご一緒させていただきました。あれから…10年以上は経ったような気がします。あっという間に。

私が最初にいただいたお仕事は、ある情報紙に掲載の「刺しゅう」の特集でした。面白そう!と思ったものの、刺しゅうをしたこともなければ、刺しゅうについて書いた経験もありません。取材に行った後で、なんと表現したらよいのか…随分悩みました。それでもなんとか原稿を提出。すると、とても丁寧に、いろいろと指摘してくださって。それを受けて書き直しました。書いてる人が分かっていても、読んだ人が分からなかったらダメなんだなと実感。確か初めての“編集記事”で、掲載されたときは、やっとライターになれたような気がしました。(すぐに調子にのる!笑)

前にも書きましたけれど、フリーライターというのは、一匹狼ですから、こういう指摘を受けて成長していかなければ、次第に仕事もなくなります。
当時は、そんなことまで気が付いてませんでしたが、今思えば、ありがたいことでした。


アリカさんは、京都をテーマにした書籍や雑誌の特集のほか、学術書の編集・執筆、長編のインタビューなどなど、幅広くお仕事をされています。「オープン!オープンデイ」に展示いただいているのは、アリカさんが企画して、編集、取材、執筆もした本のほか、出版社の企画を実現した本など数冊。

特に、『祇園祭-その魅力のすべて』(新潮社2018年)は、今読みたい本。今年の祇園祭では山鉾巡行が中止になってしまったけれど、そんな時こそ、じっくり本を読んでお勉強して、来年に備えましょう! なかを少し拝見しましたが、きっちり取材してあって読みごたえあり! さすがだなぁと思います。

6月1日~14日、「店と催し 雨露」の「オープン!オープンデイ」で、ぜひご覧になってください。事前予約制で開催します。ご興味のある方は、ぜひ!

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