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店と催し 雨露【オープン!オープンデイ便り その12 共同印刷工業株式会社さん】
今日ご紹介するのは、書籍の印刷を多く手掛ける共同印刷工業株式会社さん。
オープン!オープンデイでは「100f見本帳」を展示・販売させていただきます。
fはフォントのこと。
100のフォントが掲載された単語カード型の見本帳です。
見本帳というと、同じ文字がいろいろなフォントで書かれているのかとおもいきや、そうではないところが、面白いところ。
1枚1枚がつながった物語になっているんです。
細長いカードに入る文字は1枚約70文字。
めくりながら、お話が進み、フォントが変わっていきます。
フォントの印象と物語内容の組み合わせ。マッチしたり、マッチしなかったり。
そのギャップに気づくことができるのも、こういう試みだからこそ。
フォントを変えることで、同じ文字でも読み手の印象は変わるはず。
フォント選びも表現方法の一つです。
なんか詳しい??
すみません。その物語は、「まるで、ラブレターを書くように。」
ひとりの女性が気になる男性にラブレターを書くというストーリーです。
私が書かせていただきました。また宣伝でした(笑)。
書籍を多く世に送り出してきた共同印刷さんなので、読みものをつくることを
ラブレターを書くことに例えて、作り手のドキドキを表現した、つもりです。
この「100f見本帳」がつくられたのは2019年の3月。共同印刷さんがTOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Editionに出展されて、この見本帳を販売してくれました。あまりにうれしくて、東京まで見に行ったのが良い思い出です。
100のフォントを使った、カード型の物語。
オープン!オープンデイが真の意味でオープンになったら、ぜひ!
(写真・文 ちくしともみ)
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