cloumn

コラム

プロバスケットボールの試合を生で見たこと、ありますか? 

残念ながらあまりない、と思う。プロスポーツ観戦と言えば、野球かサッカー。子どもの頃はバスケットしたり、バレーをしたり、みんなしているのに、大人になるとなかなかプロの試合を見に行こうってならない…ならなかった。私も。だけど、先日雑誌「Leaf」でプロバスケットボール選手に取材させていただいたのを機に、これは生で見なくては、と思い、即実践。都合よく昔バスケットボール部員だった妹がやってきて「見よう!」と盛り上がり、チケットを取ってくれた(こういうさっさと手配してくれる人がいないと、計画が自然消滅してしまうことになるから、本当に良かった)。

見に行ったのは、4月9日(日)。滋賀県の守山市体育館で行われた滋賀レイクスターズVS琉球ゴールデンキングスの試合。名前からして強そうな琉球。琉球はB1リーグの西地区3位(執筆時点5月4日)、滋賀は6位中6位(同じく)。実際、強いのだ。

「何でもはじめはいい席で見たほうがいい」が私の信条。初見というのは、その事柄に引き続き興味が湧くかの瀬戸際。だったら、できるだけ情報をビシバシ感じられる場所がいい。今後も見るか決めるのだから。で、もし継続して見たいとなったら、2回目以降はオサイフと相談して少し後ろの方でもO.K。きっとその席でももう楽しめる私になってるから。

そういうわけで、コート際、最前列を確保。お値段は結構高く7000円ほど。おぉ。投資~。でもやっぱりここで正解。まずイスが立派。体育館にパイプイス設置を想像していた私は、「おしりが痛くなったらどうしよう」と余計な心配をしていたのだ。さらにペットボトルの水がサービスでついてきた。イスにはカップホルダーが付いていて、思ったよりリラックスできる環境。けっこう快適。だが、リラックスは禁物だ。なんせ、コートまで1mない。座っているのは、選手が走っている体育館の床と同じ面。目の前にヒザの高さくらいの仕切りがあって、その向こうはもう絶賛試合中。ちゃんと見てないと、もし選手がパスをキャッチしそこなったら、ボールが飛んでくるじゃないか!という距離(そして飛んで来たら、見事キャッチしてやろうと思って、待ち構えていた。ぶち当たる!よりはいいかと…)。

試合は順位差からは想像もしなかった白熱した接戦。抜きつ抜かれつ、まさにドキドキの展開。バスケットのコートは、いわゆる体育館サイズなので、そう広くはない。大柄の男たちがダンダンッってドリブルしながら行けば、アッという間。それが右へ左へ。ぶつかり合って倒れたり、飛ばされたり。展開が早いので、(ボールが飛んでくるかもしれないからという理由だけでなく)目が離せない。それが、とても近い。何を言っているかも分かるような距離。試合中のプロスポーツ選手に自分史上最接近。シロウトながら、ドリブルで切り込んでいく選手、3pointが得意(そうな)選手、アクロバットなプレイで魅せる選手などなど、なんとなく個性がつかめてきて、応援も力が入る。体育館は滋賀のファンが7割、琉球のファンが3割といった具合。得点が入れば、ワッと湧き上がるし、相手チームのフリースローのときにはブーイングしたりもする。一体感があってお祭りみたい。

そして同点で迎えた終盤。なんと最後の最後は残り0.4秒でフリースローを獲得して、逆転するという劇的な勝利。信じられん。初めて見た試合がこんなに面白い試合なんて! そして、ボールは最後まで飛んでこなかった。良かった。そりゃそうだ。

帰り道、「あの選手がかっこよかった」とか「うまかった」とか言いながら、「面白かったねー」と話しながら家へ。あぁなんだかいい休日。ファミリー客が多かったから、こんな光景がたくさんの家で見られると思うと、幸せな気持ちになった。スポーツってこんな贈り物をくれてるんだなって。

滋賀レイクスターズは、この試合に勝ってリーグの最下位を脱出したらしい(今はまた最下位なのかな、6位って)。初バスケットボール観戦なのに、すごいいい試合に巡り合ってしまった。もちろんまた見たいと思った。百聞は一見に如かず。次の予定は野球観戦。遊んでばっかり、に見えるけど、これも必要な経験なのだよ。楽しみは続く(ニヤリ)。