Loading...

blog

日々のできごとやお知らせ

京都桜日記2016 その3 大津編

2016年4月7日。大津のThe Private Garden FURIAN山之上迎賓館でお昼ごはん。
京都のお隣、滋賀県大津市にも桜の名所は多い。
琵琶湖沿いの道路を車で走っていると、三井寺あたりは桜の山。疏水の琵琶湖側も水辺の桜が美しい。
京都と比べると知名度で劣るのか、観光客でいっぱい!ってことはあまりないような…。
でれもそれだけ桜情緒はゆっくり楽しめる。

そんな大津にあるこのレストランも隠れた桜の名所だと思う。
数寄屋造りの邸宅にあるお庭に咲く2本の桜。
レストランからは建物のひさしや廊下が枠のようになって、桜色がひときわ輝く。

この日は雨。しかも大雨。大粒の雨が花に直撃してハナビラが落ちる。
あぁもったいない。と思いつつ、なんだかそれさえも桜の美しさを際立たせているよう。

ここは結婚式の会場としても人気で、この日も前撮りしているカップルが。
雨降って地固まる、からね。きっと幸せになれるよ。

京都桜日記2016  その2の後半

鴨川を離れ、インクラインへ行こうと思う。

今朝、京都に来るときに蹴上を通ったら、朝日を浴びた桜がそれはそれはきれいで。
早朝からこれまた結婚写真を撮る人たちが、ベストスポットで順番待ちをしていて、ドレス姿の人がインクラインのレールに腰かけて待っていた。

出町柳からインクラインへはタクシーを使った。
御池から今出川まで上がって疲れていたし、途中気に入っているカフェによってひと休みしていこう。
だが、なんとお店は休み。こんな繁忙期に休むなんて!
そのマイペースっぷりにあきれて愚痴っていたら、タクシーの運転手さんが南禅寺付近にある別荘の枝垂れ桜を知る人ぞ知る「隠れ名所」として通ってくれるという。
「じゃあお願いします」

南禅寺のあたりを歩いていると、延々と塀が続いている。
中にすごそうなお屋敷がある、ような気がする。
いや、実際ある、らしい。
ほとんど公開はされていないが、著名人や資産家の別荘がたくさん建てられていて、今は企業の所有になっていたりとかする。
そのうちの一軒、敷地内の枝垂れ桜が通りからきれいに見えるのだそう。

細い道をすり抜けたタクシーがその場所へたどり着くと、確かに素晴らしい。
濃い紅色の枝垂れ桜が、塀の内側で咲いていて、塀の外側までそのオーラをあふれさせている。
別荘の純和風な雰囲気も桜に合う。ここに●カコ―●の自販機とか、●●お断りとかの貼り紙ががなくて本当によかった。
だが、タクシーの運転手さんの言う、「隠れスポット」ではもはやなかったようで、ここも桜見物の人でいっぱい。
「今はインターネットやらあるからね。すぐに広まってしまうわ」と、残念そう。
広まってしまったのは残念といえば残念だが、広がる端緒を作ったのは運転手さんのような人だね。
素敵なことを知っていたら、人に教えたくなる、それも致し方ないことなのだ。

この桜を塀の内側から見る贅沢な花見を想像すると、この桜の価値がぐんと上がった。
中の庭はどうなっているんだろう。
どうしても入れない塀の中への憧れが、優美な紅色の誘惑にかき立てられる。
ありがとう運転手さん。

運転手さんが隠れ名所を見せたがったせいで、インクラインへ行くには、道を戻らなくてはならない。それはばかばかしいと、南禅寺前でタクシーをおりた。南禅寺を歩いて通り抜けてインクラインへむかおう。

南禅寺の水路閣へあがって、疏水沿いにちょっとした山の中の道を進む。
右手には木と木の間から京都市内を見渡すことができた。
2時間ドラマの撮影なんかで使われていそうな場所。
犯人っぽい人を、疑っているなぎさちゃんが問い詰める、
でも、思わせぶりな態度を取りながらうまくかわす。
最終的に犯人ではなかったみたいな、軽いフェイントのシーンをこれまた一人妄想した。

山側から行くと、琵琶湖疏水から出ているのだろう、太いパイプがまっすぐ動物園のほうへ下っている。
その脇に咲いているのはソメイヨシノだろうか。やや山桜の雰囲気もして、野性味があり、そのパイプの無機質さと相まって、なんだか気高く、荒々しさも感じた。

コノヤマノナカデ、マイトシサイテイルンダって。
20160405mini (29)

さて、インクラインに出てしまえば、
桜、桜、桜と、同じくらい、いやそれ以上に人、人、人。

特にアジア系の観光客に人気なのか、多くの人がインクラインのレールにまたがって「桜+人」の写真を撮っていた。流行っているのだろうか。
運転手さんの言うように、インターネットの時代ですからね。誰かがやったのが広まっているのかもね。着物を着ている人も、桜に負けずきれい。

とにかく人が多いので、ここでレジャーシートを敷いて花見ってわけにはいかない。
ゆっくりと桜を見ながら、インクラインの緩やかな傾斜を下りる。

レールの両側に咲く桜が、トンネルのようになって、桜(と人)だけの世界に浸れるのがこの場所のいいところではないかと思う。
とはいえ本当に桜に包まれる感じに浸りかったら、早朝に来るしかないけれども。

20160405mini (31)

京都桜日記2016 その2

2016年4月5日。今日はきっと満開だろうと思い、歩き出す。
お決まりの鴨川に行く前に、裁判所の桜を見に行く。

いつだったか、裁判所の横を通ったとき、裁判所の敷地を取り囲むように歩道ある枝垂れ桜が満開で、
濃いピンクの桜のカーテンができていた。
京都御苑の南側だから、何か御所とゆかりがあるのだろうか。
そう思うくらい、なんだか高貴な感じのするピンク色だった。また見たい…。
ところが、残念ながら、この日はまだ早かった。
五分ほどかな。カーテンにはほど遠い。
このまま、鴨川へ歩く。

予想通り、鴨川は満開。
会社員のひと休みや大学生の新歓イベント、外国人も花見を楽しむ。
桜ってすごいなぁ。ホント、たくさんの人が桜に集う。
カラスやトンビもわんさか。
お弁当を取られないように、気を付けなあきません。
時々悲鳴があがるのは、おそらくトンビ被害。
上空から食べ物を狙っていて、急降下しておかずをつまみ、飛び去る。
その急降下してお弁当をつまむ瞬間、羽根を広げて一瞬その場でとどまる。
羽根を広げれば、相当大きい。しかも不意を突かれるので、いきなり横にトンビがいることになって、
かなりビビる。

鴨川を北上して出町柳のデルタまで来ると、いつもに増してここも人でいっぱい。
でもここは桜の木そものもはそう多くはない。
だから、桜を見るんだったら、もう少し北上して、
ここも見たほうがいいね。

京都桜日記2016 その1

2016年4月2日。今年最初の桜撮影に出かけた.
まだ鴨川は六分咲き、ところにより八分といった感じ。
歩いていると、まだやなぁと思うけど、
それでも咲いている部分を見つけては写真を撮る。そしてうっとり春の訪れに酔う。
さすが桜だ。私も含めて誰もがちょっと浮かれてる。

鴨川には普段から人が多いけど、桜を目当てにこの日もたくさんの人がいる。
いつもは単なる川、それでも京都にあれば、風情があるってことになるのだけど、
この時期はその風情も倍増。
ズドンと太くて長めのレンズを付けて、枝垂桜を狙うカメラおじさんや
色打掛を着て、ウエディングフォトを撮る人たち。
川端通を歩く人たちは、まばらに咲いたピンクの花を夢中で見つめている。
あぁ、春になったんだな。

………………………………………
四条大橋を渡り、木屋町通へ。高瀬川の桜はすでに満開だ。
飲み屋さんや、いろんな(!)お店が立ち並び、雑多なムードの木屋町。
大人になって京都に旅行に来たとき、「京都にもこんなところが!」と驚いたほど。

でも、京都で働いてみると、木屋町も当たり前ながら京都の一部。
ただごちゃごちゃしているだけでなく、そこにもやっぱり京都風な何かがあるような気がする。

だって、そんな雑多な(しつこい?)場所にある、元・立誠小学校が立っているのは、土佐藩邸の跡地。
今ホテルオークラがある場所は長州藩邸跡地だから、坂本龍馬や桂小五郎が駆け抜けたんだろうな。
そもそも、この高瀬川は、江戸時代初期に角倉了以が伏見から物資を運ぶために作った運河。
京都を潤した大動脈、なのである。

以前このあたりで店を営んだことがある人に取材したとき、昭和の木屋町あたりは今とはちょっと雰囲気が違ってて、ちょとした下町的な、隠れ家的な店があるようなエリアだったと聞いた。
立誠小学校が廃校してから、いろいろな種類の店ができてしまったとも。

高瀬川沿いは、桜を見る人、仕込みや配達の途中で休憩して、煙草を吹かす人。さまざま。
ドレスを着て写真を撮っているきれいなお姉さんも。
これは・・・ウエディングの写真・・・なのかな??

………………………………………

こちらは山科駅。
ここからはハイキングに行く人が多く、中高年が大集合。
駅前のロータリーにしだれ桜が1本あって、まだ五分咲きといった様子。
(写真はよく咲いてるところのみをアップにしてる)

でもひょっとしたら古木で、これで精一杯なのかもしれない。
春が来たことを祝うように、力強く、生命力たっぷりに花を輝かせるのではなく、
時間の流れに身を任せて、さりげなく、おしとやかに咲いている枝垂れ桜。
木を取り囲む形のロータリーは、いつも車でいっぱいで、桜にとっては心休まるような環境ではないけれど
そんな場所で咲いている姿が、ちょっと切ない。

お問い合わせ

下記ボタンからメールでご連絡ください。

contact
contact